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英語を学んでいく足跡
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先日、ある英語学習系の本を読んでいて面白いなと思ったので紹介します。

原文を忘れてしまいましたので、少しアレンジしています。
1. He didn't kill her intentionally.
2. Intentionally, He didn't kill her.

この二つの文の違いは分かりますか?
1. 彼は彼女を故意に殺さなかった。
2. 故意に、彼は彼女を殺さなかった。

日本語にしてもちょっとわかりにくいですね。(直訳だからでしょうか?)
もう少し意訳してみます。

1. 彼女を殺したのは故意ではなかった。 (彼は彼女を殺した)
2. 彼は意図して彼女を殺さなかった。(彼は彼女を殺していない)

彼女の生死はまったく違ったものになってしまいました。
この文章の興味深い点は3つあります。

ひとつめは、副詞(intentionally)の位置によって意味が変わること。
以前の記事「頻度を表す副詞」の中で、副詞の位置が変わる場合は強調だとお伝えしましたが、
この場合も強調の仲間に入ると思います。(特に2番)

ふたつめは、否定語notの範囲に副詞(intentionally)が入るかはいらないか。
まぁ言わんとするところはひとつめと同じです。通常、notはその後ろを否定するため、
1番は、「意図的に殺した」を否定し、「意図的に殺したわけではない=殺したけど意図的ではない」となり、
2番は、「殺した」だけを否定し、「殺していない」(=殺していないのは意図的だ)ということになります。

みっつめは、リスニングです。
「not」や「kill」。つまり、否定語や動詞は注意して聞くことでしょう。
しかし、副詞はわりと忘れがちです。聞いたとしても頭のなかで忘れている?
私のようにリスニングが得意でない人は特にそうなるでしょう。
つまり、副詞まで聞かないとこの意味は正しく取れないということ。
小説などでこの文が出てきて、誤訳したら、死んだはずの彼女が後から出てくることにもなりかねません。
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