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英語を学んでいく足跡
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目次
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  時制(現在形, 過去形, 現在進行形, 過去進行形, 現在完了形, 過去完了形, 現在完了進行形, 過去完了進行形)
  助詞(can, may, will, must)
  名詞, 動詞, 形容詞, 副詞, 冠詞
記法編
  スラッシュ(/), セミコロン(;), コロン(:), クオーテーションマーク, ハイフン(-), エンダッシュ(–), エムダッシュ(—), 括弧の順番, カンマ
単語編
 料理関係(野菜, 果物, 調理方法)
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距離と影響力の第二段です。

今度は敬語についてみてみましょう。
敬語はいつか時間をとってやりたい項目ではありますが、
距離との関係を軽く説明します。

距離と影響力の第一弾では単語間の距離についてお話しました。
距離は単語間にとどまりません。

Can you tell me your name?
Could you tell me your name?
どちらも名前を聞いているだけですが、下のほうが丁寧です。

これはどういうことかというと、現在から見て、
過去は距離が離れていることが関係しています。

そして現在と過去の距離はそのまま相手との距離に値します。

私たちも親しい相手との会話では距離が近くなりますし、
あまり親しくない相手との会話では距離が遠くなります。

敬語(丁寧語)を使う相手というのは親しさの点から言うと少し距離がある相手になります。
そして、その距離が英語の表現にも現れてきているのです。
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単語間の距離と影響力は密接にかかわっています。
と、言われてもあまりピンとこないかもしれません。
ですが、突き詰めてみると非常に面白いことがわかります。

いくつか例を挙げてみましょう。
She is not happy.
She is unhappy.
この二つの例文はどちらがよりhappyでないかわかりますか?

答えは下の文です。
notとhappyの距離よりもun-happyのほうが否定語と
happyの距離が近いということがわかります。
つまり、否定語の影響力が強いのです。

別の例を見てみましょう。
I found that the chair was comfortable.
I found the chair comfortable.
この例では「椅子が快適だとわかった。」と単純には訳せますが、
上の例では「椅子が快適だ(ということが誰かから聞いたりして)わかった」のであり、
下の例では、「椅子が快適だった(自分で確かめてみて)」
のです。厳密な訳ではないですが、上は間接的にわかった、下は直接的にわかった。
くらいのニュアンスで見ていただけるとよいかと思います。
距離がcomfortableの距離が近い下のほうがより直接的だということなのです。

言葉を置き換えるというテストが学生のころにはありましたが
厳密な意味で置き換えなんてものはできません。
このように若干のニュアンスは違ってくることをご注意ください。
英語の概念をイメージするためにはメタファー(隠喩)を知っておくと
理解が深まります。

今回は存在のメタファー(ontological metaphors)です。

これは簡単には、出来事や活動、感情や考えを存在物や内容物としてとらえる観方
のことをいいます。

実際に「もの」でないものを物体、内容物、容器で表現している例を挙げてみます。

たとえば「インフレ」。
概念的なものですが、「インフレが増大する」や「インフレによって生活水準が下がる」
というように物体としてみることでそのものに言及でき、数量化でき、識別することが
できるようになるのです。

これは、みな無意識にやっていることなので
気がつくことはほとんどないことでしょう。

容器として表現するものには
「土地」や「視界」や「状態」があります。
inやoutといった方向を持つ表現とついになっていることが多いです。

それは以下のような表現からも明らかになっています。
in the forest
in sight
watch out
be in love

前置詞などをイメージする際にこのような存在のメタファーが
背景にあることを知ってイメージするとよりイメージしやすいと思います。

もちろん、言語や文化によって異なることがありますのでご注意ください。
上記例はすべて英語のお話です。
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